2025年3月27日、「日本初のデカコーン創出」をミッションに掲げるX&KSKが、独自のスタイルのスタートアップ交流イベント「DECACORN CUP」を開催しました。
デカコーンとは、企業の評価額が100億ドル(約1兆600億円)を超える巨大な未上場企業を指します。ユニコーン企業の中でも、さらに評価額が大きい企業のことで、10倍を意味する「デカ(deca)」と伝説の生き物「ユニコーン(unicorn)」を組み合わせた造語です。今回のイベントはスタートアップ企業が対象で、「デカコーン以上を目指している企業」「シードの企業かつ連続起業家がファウンダー」「シリーズAまたはそれ以降のステージの企業」のいずれかに当てはまることが参加条件になっていました。本田氏は2024年1月にファンド「X&KSK」を立ち上げ、今年1月に153億円の資金調達を達成したと発表しました。創業間もないシード期から、開発投資に積極的になる「シリーズA」のスタートアップを中心に、1社3億~5億円で25〜30社に投資し、株式の10〜15%の取得を目指しています。また、本田氏の個人ファンド「KSK Angel Fund」では200社以上への投資実績があり、2018年に俳優のウィル・スミスと設立した「Dreamers Fund」では、米国のスタートアップに投資しています。
東急不動産株式会社がメインスポンサーとなり開催された本イベントは、午前中に国立代々木競技場フットサルコートで4v4のトーナメント方式サッカー大会が開かれ、午後からはSAKURA DEEPTECH SHIBUYAにてプレゼンテーションやビジネスマッチング、ネットワーキングセッションが実施されました。 著名人や国内外の投資家も参加し、大きな賑わいを見せました。本田圭佑氏自身もチームKSKの一員として参戦し、優勝をおさめました。
主催者及びスポンサーのコメント
本田圭佑氏は、イベントの意義について以下のように述べています。
「リアルな交流とは何か?これまで参加してきた様々なビジネスイベントや開催してきたビジネスイベントは正直大して面白くなかった。学びはネットからでも学べる。交流はイベントに参加しないとできない。とはいえ、つまらないイベントが多すぎるし、リゾート地とかでやってるイベントは行きたいけど、遠い。そこで今回、楽しくて近い、イベントをスタートアップ向けに開催しようと思う。」
また、メインスポンサーである東急不動産株式会社の黒川泰宏氏は、次のようにコメントしています。「当社は、広域渋谷圏から世界へ羽ばたくスタートアップを支援し、新たな産業を創出し続けることを、まちづくりの重要な方針の1つと定めております。ユニコーンではなくデカコーン企業を日本から創出するというX&KSKファンドの投資戦略に共感し、ファンドへの出資および本イベントのメインスポンサーを務めさせていただきました。」
また、石破首相からもスタートアップ支援に関する応援動画が届きました。